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旅と日々の記録

上海3泊4日旅ブログ。空港、治安、物価、時差、食事、上海蟹、トイレ、観光、大気汚染、持ち物、注意点など基本情報諸々。

伝統と現代的な景観や技術が融合した都市、上海

日本からのアクセスも良く、時差も1時間、そして上海ディスニーランドの存在も大きな魅力のひとつです。

今回は、【上海でショッピングとグルメとディズニーランドを楽しむ3泊4日の旅】で私が気になった情報を簡単にまとめてみたいと思います。

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2018年10月上旬の国慶節の期間に中国上海に行ってきました。

中国の建国記念日を祝う国慶節は大型連休となり、中国の人々はこぞって旅行に出かけます。

海外旅行に出かける人も多いようですが、中国全土から都会の街上海へ旅行する人も大勢いるため、どれほどの混雑や渋滞に巻き込まれるのか心配していました。

幸いなことにその心配は杞憂となり、さほど人の多くない上海を満喫することができました。

航空会社〜中国東方航空

地元の空港から直行便が飛んでいるため、中国東方航空を利用しました。

生憎、忌々しい台風が近づいており、その影響で1時間半程出発が遅れましたが、無事上海まで飛ぶことができました。

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国際線ではありますが、約2時間という短いフライトのため各座席にはモニターはついていません。

しかし、機内食はがっつり出ます。

CAさんは基本的に中国語ですが、英語は通じます。たまに日本語を話せる方がいらっしゃるようですが、往路ではお見かけしませんでした。

帰国する際の復路便には日本語のCAさんがチャイルドミールを運んできてくれました。

特に機内が冷えすぎているということもなく、ブランケットもお願いすればいただけますし、総じて印象は良かったです。

海浦東(プードン)国際空港

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小さな地方空港から向かったこともあり、浦東国際空港はとても広くて綺麗でした。

私は時期に恵まれ、出国も入国もさほど時間を取られることがありませんでしたが、混雑している際はかなり待ち時間が長いことがあるようです。

特に、出国の際はかなり長蛇の列ができることが予想されるため、早めに空港に到着できるようにしておきましょう。

免税店やお土産物屋(総じて強気な価格)などもありますので、出国手続き後も十分時間を潰すことができます。

空港に無料WiFiはあることはありますが、使えないと思っていた方が良いでしょう。

上海のWiFi事情についてはまた別記事にまとめたいと思います。

時差

上海と日本の時差は1時間

上海の方が1時間遅いです。

フライト時間は本州から沖縄に行くくらいで、時差は1時間(上海に着いた時に1時間戻ってくれる)なので、身体的にも負担は少ないです。

物価(食事・交通)

1元はおよそ19.5円です(2023年8月現在)。

2013年くらい前は13円くらい、そして私が旅行した2018年は16.5円程度だったので、確実に上がってきてはいます。

さらにパンデミックの3年の間に日本以外の国では物価がどんどん上がって来ていますので、上海も今は「安い!」という感覚は抱けない可能性も考えられます。。

食事〜上海蟹

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食事にしても、「これだけ食べて、この価格??」と驚くことが何度もありました。

時期を前後して訪れたシンガポールは本当に物価が高かったので、それと比べると激安な感じでした(2018年10月の所感)。

チップも不要ですし、シンガポールのようにサービス料を取られることもありません。

美味しい中華料理をお腹いっぱい食べても、金銭的に後悔することはありませんでした。

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今回、上海蟹も食べましたが、オス・メス2匹いただいても2,000−2,500円程度だったと思います。

蟹を自分で剥くのは難しそうだったので、「剥きますサービス」的なものがあったのでお願いしましたが、それもたった10元(150-200円…)でした。

「うまい!やすい!」と思わず叫びたくなる食事体験でした。

バス、地下鉄、タクシー

また、何より交通機関の料金が安いです。

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バス2元、地下鉄3元、タクシーも初乗り14元(※2018年10月)。

空港から出ている時速400km出るリニアモーターカーでさえ40元(約700円)です。

バスや地下鉄が安すぎて地元の方はリニアに乗らないようですが、日本での移動と比較すると、全然安い!

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せっかく旅行に行っているので、時間を買うと思って結構タクシーも利用しました。

でも、お財布は全く痛くありませんでした。

ドライバーさんのマナーも特に悪くないですし、ほぼ英語は通じませんでしたが、それが大丈夫であればタクシーの利用はアリだと思います。

ちなみに、上海にもUverのような地元の配車サービスがあるそうですが、私は配車アプリは使用せず、ホテルで呼んでもらったり、交差点あたりで手を挙げて止まってくれた車に乗ったりしていました。

時間帯によっては流しのタクシーがつかまりにくいこともあります。

支払い

上海ではすごい勢いでキャッシュレスが進んでいて(偽札対策などの理由もあり)、現地に住む方の話によると、現金払いをすると嫌がられることさえあるそうです。

現地の方は、スマホで【WeChat】という中国版LINEアプリや、中国のオンライン決済アプリ【アリペイ】を使ってのQRコード決済がほとんど。レストランもスーパーもタクシーもディズニーランドも全部QRコード決済です。

支払い方法は日本のPayPayと同じように、店頭のQRコードを読み取って支払います。

ApplePayも少しずつ使えるところが増えていて、バスや地下鉄では使えるけれど、まだまだ主流ではないそう。

しかし、それには中国口座が必要であるため、私たち観光客は使うことができません。

2023年現在は、WeChatもアリペイも、海外の観光客でも自国のクレカを使ってチャージができるようになっているようです。

今上海に旅行に行くなら、アプリがないとものすごく不便を感じると思いますので、抵抗がない場合はどちらかのアプリをDLして決済できるようにしておくことをお勧めします。

【参考】JETRO『WeChatペイとアリペイ、海外クレジットカードとの連携が可能に』

www.jetro.go.jp

私は支払いには現金かクレジットカード(VISA、Master、観光地ではJCBも大体使用できます)を利用しましたが、お店によっては本当に現金を使う頻度が少ないところもあるようで、店の奥から小さな金庫BOXを出してきてクシャクシャの紙幣でおつりを渡されることもありました。

観光客もアプリでのスムーズな決済の恩恵を預かれるようになると、ますます上海の旅が快適になること間違いナシです。

言語(英語・日本語)

上海ディズニーランドは、英語が結構通じます。でも、当然ながら基本は中国語です。

日本語のカタコト(「カワイイ」とか)が話せるキャストの方も見かけましたが、日本語は通じないと思っていた方が良いでしょう。

その他、観光地では英語が通じる人はちょこちょこいました。

でも、やはり基本は中国語オンリーです。

日本人の観光客が多いところでは、値段交渉(「安いよ」とか)程度ならできる人もいましたが、会話となると難しい印象でした。

私が乗ったタクシーの運転手さんは、総じて英語が通じませんでした(地図とジェスチャーでコミュニケーション)。

治安・雰囲気

ディズニーランド

今回は、まず上海ディズニーランドに行きましたが、国慶節の最後の方だったため中国の方々は帰路に着いていたのか、本当にガラガラでストレスゼロでした。

キャストの方々もとても親切で、何よりグリーティングしたキャラクターたちがとても優しくて素晴らしかったです。

千葉のディズニーランドよりかなり満足度が高かったです。

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パークの外に広がっているディズニータウンには、LEGOストアやUGG、飲食店などがあるのですが、そこのスタッフの方々もきちんとしていて、清潔で、居心地は悪くありませんでした。

人も少ないので、行列に割り込んでくる人やそのあたりで粗相をしちゃう子供なんかにも遭遇しませんでしたし、東側の上海ディズニー界隈の治安に不安はありませんでした。

外灘(バンド)

翌日は、外灘(バンド/ワイタン)など西側の観光地を探索しました。

地下鉄では子供に席を譲ってくれる人が何人かいて、子供に優しい街なんだと嬉しくなりました。

繁華街は人が結構いて、警官もかなりの人数配置されていましたので、一応スリに合わないよう手荷物には気を配っていましたが、ぶらぶらと街歩きを楽しむことができました。

上海動物園

上海動物園にも行きましたが、そこは現地の人もたくさん来ているようで、異様に声の大きいおじさんや、その辺(トイレではない動物の柵の向かいの生垣…)でおしっこしちゃってる子供がいました・・・。

「おぉ。中国にいるんだな。」と強く実感したのはそこくらいだったでしょうか。

 

小さい子供が一緒だったため夜に外出することが無かったこともあるかもしれませんが、総じて「治安が悪いな」と感じることはなく、かなり警戒していた分印象は良かったです。

ただ日本も同じですが、上海でも土地柄によって印象は大きく変わります。

トイレ

場所によってかなり設備や清潔度合いに差があります。

空港やホテル、ディズニーランド、デパートや新しいショッピングモールなどのトイレはとても綺麗で、使うことに全く抵抗はありませんでした。

しかし、昔からある食べ物屋さんやお店などちょっと古めの建物になると、洋式トイレだけど韓国のように使用済のペーパーは流さず便器の横のゴミ箱に捨てるタイプだったり、和式トイレだったりと、ちょっと怯んでしまうことがありました。

水圧が弱かったり、詰まっているような場所もありました。

ですので、トイレは美しそうなところで済ませておくことをオススメします。

持っていくと良いもの

海外旅行に行く際に必要なパスポートや変換プラグなど基本的になものは別として、上海に行く際にあった方がいいと思うものがいくつかあります。

ちなみに、15日以内の旅行であれば VISA(ビザ)は不要です。

※20235月現在、コロナ禍以前は認められていた日本人のノービザ観光(15日以内に限る)は、いまだ停止中です。中国観光を計画している方は、長期・短期に関わらず必ず観光ビザを取得しなければなりませんので、渡航される場合は最新情報をご確認ください。

ポケットWiFi

無料WiFiは空港や市内で飛んではいますが、基本的に観光客は使えないと思っていた方が良いでしょう。

公共の WiFiは中国の電話番号が必要になるものがほとんどで、アクセスすることができませんでした。

上海ディズニーランドのWiFiも同様でした。

ですので、VANのサービス付きなど、中国でのネット環境に対応しているWiFiをレンタルして持って行く方が安心です。

SIMフリースマホを使っている方は、”香港と中国全土で使えるSIM”を持って行くという手段もあるようですが、そのあたりは詳しくないので割愛させていただきます。

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ミネラルウォーター

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中国では、基本的に生水は飲めません。

また、レストランなどで提供される水には、棗や謎のフルーツなどが浮いていて、とても不思議な味のするものが出てきたりします。

もちろん、スーパーやコンビニでミネラルウォーターを買うことはできますが、特に飲み慣れている水がある場合などはスーツケースに何本かペットボトルを入れて持って行くことをおすすめします。

胃腸薬

「中国の油は結構きつい!」ということを耳にして、一応キャベジンとか正露丸など胃腸薬を持参しました。

幸い何かにあたったり、油に負けたりして胃腸を壊すことはありませんでした。が、

上海の食べ物は美味しいものが多く、また、値段が安いため、たくさん注文してしまい、食べすぎて胃腸薬を飲むことが2回ありました…。

自制しろよ。。という話ではありますが、参考までに。

マスク

中国といえば、気になるのは「空気が汚いのでは。。。」ということではないでしょうか。PM2.5など大気汚染が気になりますよね。

私も喉が強い方ではないので常にマスクを常備しているのですが、結論として、上海の空気はそこまで汚いとは感じませんでした。

地元に住んでいる方も、数年前に比べてずっと空気は綺麗になっていると話していました。

勝手なイメージですが、上海は中国の中でも結構資金のある都市ですし、空気の浄化にも予算を投じているのではないでしょうか・・・?

と言っても、やはり違和感や鼻喉の不調を訴える人もいるようですので、マスクは持っておくと安心でしょう。

エコバッグ

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上海では、買い物をしても基本的に袋はもらえません。

お金を出したらくれるところもありますが、私が買い物をした上海ディズニーランドやスーパー、ショッピングモールなどでも基本シールを貼って終わりでした。

ですので、ショッピングバッグは無い前提でエコバッグを持って行きましょう。

そう考えると、かつての日本のディズニーランドなんて、ばらまき用の小分け袋までわんさかくれてましたし、なんだかすごいですよね。。

ウェットティッシュ

レストランなどで出されるお手拭きなどは、お金を取られることがあります。

1元とか安いものなので問題ないといえばそうなのですが、使わなければ請求されませんので、あれば持参しましょう。

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海外旅行保険

こちらはお好みになるかもしれませんが、COVID-19にも対応した海外旅行保険に加入しておくと安心かもしれません。

海外旅行保険についてまとめた記事もありますので参考になると幸いです。

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まとめと感想

初めての上海旅行でしたが、中国語が全く分からなくても、楽しく旅することができました(思ったより英語が通じるところが少ない印象でしたが)。

上海では地価が高騰していて家賃はバカ高いらしいのですが、観光客が気になる食事や買い物に関わる物価は想像していたよりも安かったです。

食事もおいしいし、タクシーも安いし、大体のものが安いし、満足な3泊4日でした。

 

上海の街は、決済やデリバリー、配車サービスなどがとても進んでいて、地元に暮らす人はスマホ1台あれば便利なサービスが何でも受けられるという感じでした。

確実にキャッシュレス社会に向かっていて、お店の方も現金で支払うとちょっと面倒くさそうな雰囲気でした。2023年現在は、観光客も現地の決済アプリを使えるようになっているようですので(手数料は取られますが)、さらに手軽に旅行ができるようになっていると思います。

上海ディズニーランドはラッキーなことにとっても空いていたので心の底から楽しめましたが、混雑していたらまた印象が違うと思います。

10月は天候もよく、上海蟹のシーズンですし、上海旅行にはうってつけの時期だと思います。

「ニイハオ」と「シェシェ」を携えて、ぜひ上海を満喫してください。

※この記事は2018年の上海旅行の体験を元に記載しています。実際に旅行される場合は最新情報をご確認の上渡航されてください。

▼中国上海ディズニーランド

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