ハワイでリーズナブルに移動するなら絶対持っておきたいのがHOLO(ホロ)カード。
オアフ島を走るThe BUS(ザ・バス)は現金で乗車することができますが、2023年6月に運行が始まった高速鉄道スカイライン(HARTモノレール)は、現金は使えないためこのHOLOカードがないと乗ることができません。
今回は、私が2023年にハワイでHOLOカードを作成・利用した体験をまとめたいと思います。
HOLOカードとは
まず、『HOLO』って何?と思って調べたところ、ハワイ語で「乗る」とか「行く」という意味なんだそうです。
直球のネーミングに好感が持てるこのHOLOカードは、ざっくり言うと、suicaやPasmoのような交通系ICカードです。
カードを購入し(新規作成時に2ドル必要)、スカイライン駅の改札機や対応している小売店でチャージするか、 HOLOcard.net からオンラインでチャージすることができます。
バスとスカイラインの運賃は1回につき大人3ドル、子供は1.5ドルですが、 HOLOカードを使用すると、大人が1日に3回以上乗る場合、7.5ドルで乗り放題となります(1日パス:有効期間は、1日目午前3時から2日目午前2時59分まで。子供は半額)。
また、2時間半以内に乗り換え、再乗車した場合は追加料金はかからず3ドルで乗車できます。これはバスとスカイラインの乗り換えでも適用されます。
HOLOカードに有効期限はありません。
ハワイで公共交通機関に乗るなら必ず作っておきたいカードです。
カード購入方法
一般のカード
大人用(Adult) HOLOカードは、スカイラインの各駅の自動改札機の他、ABC、フードランドファームズなどのスーパーマーケットやセブンイレブンなどで購入・チャージできます。
新規のHOLOカードは、チャージする運賃以外に購入時2ドル必要です。
(シニアまたは障害者HOLOカードをお持ちの場合は、新規のカードは無料で作れるようです。ただし、上記の小売店などでは販売していないかもしれませんので購入される場合は事前にご確認ください。)
すべての加盟店 (ABC ストアを除く) は、3ドル以上の金額を HOLO カードにチャージできます。
購入できる場所一覧はこちら(holocard.netのサイト)。
▲オアフ島のマップ上で取扱店舗が見られるのでとても分かりやすいです。
子供・シニアカード
割引料金が適用される子供用(Youth:6〜18 歳)、シニア用 (Senior:65歳以上)のカードは、一般カードのようにABCマートやスーパーで手軽に買えないのでちょっと面倒です。
専用のフォーム(申請書)への記入と予約が必要で、Satellite City Halls でしか購入できません。
障害者、およびメディケアのカードは、The Bus Pass Officeで入手できるようです。
★
今回、10代の子供用のHOLOカードの購入を検討しハワイを訪れる前に色々調べてみたところ、どうやらユースカードを作りたい場合は申請書を書き、予約をしてCity Hallへ行き顔写真入りのカードを作成する必要があるようなのですが、時間と手間をカットするために子供にも大人のHOLOカードを購入することにしました。
通常子供料金は大人の半額になりお得ですが、タクシーなどを利用することを考えると、大人料金でも十分安いですし、「スカイラインに乗る」という経験と時間を買うことにしました。
購入とチャージ(体験談)
私はフードランドファームズのサービスカウンターで購入しました。
大人1人と子供1人が使用する用に、ADULTカードを2枚購入しました。
2日使用する予定だったので、それぞれのカードに2日分の上限の料金(1日最大料金の7.5ドル×2日分)をチャージしました。
支払った金額は一枚につき、
カード発行料金2ドル + チャージ金額15ドル =17ドル
となりました。
購入、チャージにはクレジットカードが使用できませんでしたので、現金を用意しておくと安心です。私は手持ちの現金がギリギリでかなり焦りました。
駅の販売機ではクレジットカードやデビットカードも利用可能のようでしたが、スーパーなどでは利用できない場合もありますので注意してください。
カード番号
カードを複数購入し、それぞれに別の金額をチャージした場合など、「どのカードにいくらチャージしたか忘れてしまった!」という場合は、レシートの下に記載されているHOLOカードの番号(HOLO card number)と、HOLOカードの裏側のナンバーで確認することができます。
次に紹介するカードの登録時にもこのナンバーが必要になります。
カードの登録
HOLOcard.net にアカウントを作り、購入したHOLOカードの管理を行うことができます。
メリットとしては、「カードを紛失したり盗難した際にカードにチャージしていた金額を保護できるということ」、「オンラインでチャージが可能であること」、そして「複数のカードをひとつのアカウントで管理することができること」あたりかと思います。
★
私は今回はチャージは購入時にスーパーで乗車予定の2日分を一気に行っていたため、オンラインでのチャージも必要ありませんでしたし、通勤や通学で多額のチャージを必要とする地元の方と違って、紛失したとしても金額的にはたかが知れているのでアカウントは作成せずにカードを利用しました。
(スカイラインの駅の自動改札機でもHOLOカードのチャージ、残額が確認できます。)
乗り方・使い方
バス
バスの場合は、乗車時にカードリーダーにタップするだけでOKです。
前方のドアから乗車し、運転手さんの手前、右手にカードリーダーがありますのでそこにカードをかざすと音と表示が出るのでそれで完了です。
バスは乗った時に一度タップしておけば、降車するときはタップは必要ありません。
目的地のバス停に着いたら、前方のドアもしくは中央のドアからそのまま降りてOKです。
スカイライン
こちらはスカイラインの KEONE’AE 駅です。
入り口は自動改札、すぐ横に販売機があり、HOLOカードの購入やチャージができます。
日本語に切り替えることもできましたので、カードを持っていないけどスカイラインに乗りたい場合はこちらで購入すると便利かと思います。
改札のカードリーダーにHOLOカードをタップすると透明の扉が開きます。
スカイラインはバスと違って、乗車後、駅を出るときにもカードをタップする必要があります。
ちなみにHOLO 残高が少ない場合は、タップ後にバリデーターの左上隅に黄色の警告が表示されるそうですが、今回は気がつきませんでした。
まとめ
HOLOカードは購入・チャージができる場所が限られているので、手に入れるまでに少しハードルがありますが、ハワイで公共交通機関を使う予定のある方は持っているととても便利です。
カードを登録しているとオンラインでも残額確認とチャージができるので、カードを紛失しない限り運賃の準備を気にすることなくバスに乗ることができます。
まだ高速鉄道のスカイラインは利便性がそこまで高くないため乗る機会は少ないかもしれませんが、スカイラインの駅には購入・チャージができる販売機も設置されていますのでそちらを利用することもできます。スカイラインは現金で乗車不可ですのでHOLOカードは必須です。
バスはおつりがでませんし、やはりHOLOカードの利用が便利でしょう。
今回HOLOカードを使ってバスとスカイラインの乗り継ぎも行いましたが、とてもお得に乗車することができました。
次回のハワイ旅行でも必ず利用したいと思います。
公共交通機関を利用して、お安くハワイを楽しみましょう!
▼KCCファーマーズ・マーケット
〈フリープラン・送迎付き〉
|