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旅と日々の記録

ハワイでザ・バスと鉄道スカイラインに乗ってみた!公共交通機関でリーズナブルに巡るオアフ島。

ハワイ・オアフ島に2023年6月待望の高速鉄道スカイラインが一部開通しました!

これまでのハワイ旅行ではレンタカーやシャトルを利用することが多く、ザ・バス(The BUS)も使ったことがなかったので、この機会にバスとモノレールを利用してみました。

ハワイの街並みの景色を楽しめる上に、交通費も随分抑えられてとても満足度が高かったです。

そこで、今回はオアフ島でのバスとスカイラインの乗車体験をまとめたいと思います。

ザ・バス

ハワイのザ・バス

オアフ島にはいくつものバスの路線が網羅されていて、観光客が行きたいと思うエリアにはだいたいバスは走っていると思って問題ないと思います。

ただし、いくつか注意点もありますので私が体験した範囲でまとめていきます。

路線図

全島にいくつもの路線が走っています。

thebus.org より

たとえば多くの方が滞在するワイキキあたりだと、Express E Lineの他にこのように様々な路線を利用することができます(画像は路線の一部です)。

ザ・バスのサイトでも確認できますが、アプリやGoogle Mapを利用して路線や時刻表を確認することができます。

乗車の準備

バスに乗る場合、ルートやタイムテーブルを検索する必要がありますが、私が現地で多用したのは、主に2つのツールです。

Google Map

まず、Googleマップです。

こちらで出発地から目的地を検索し、一番近いバス停を割り出します。バス停にはそれぞれ番号(ID)が振られていますので、このIDを確認しておくと、後で紹介するアプリを利用する時にとても便利です。

Google Map

例えば、「ロイヤル・ハワイアン・ホテルからホノルル美術館」へバスで行く場合、このような感じで表示されます。

この Kuhio Ave + Seaside Ave の乗車地点「ID:26」が分かれば、バス停の位置や時刻表の検索がとても楽になります。

ハワイの道路は日本とは通行が逆になりますので、検索したバス停が行きたい方角と合っているか注意しましょう。

また、バス停の名前も日本のようにシンプルではなく、道路名が長々とついていたりしてなかなか覚えづらいのも乗車の難易度を上げます。

そしてGoogle Mapの経路案内は時々正確でないこともありますので、次に紹介するアプリと合わせて利用することをお勧めします。

Da BUS2アプリ

ハワイのバスアプリ

The BUSのアプリです。

こちらは実際にハワイでバスに乗る際にとても重宝しました。

GPSで最寄りのバス停や、乗ろうとしているバスがあと何分でバス停に到着するか教えてくれるため、現地では何度も助けられました。

ハワイのバスもあまり時間に正確ではないので、このアプリでバスの現在地や到着予想時刻を確認できると安心です。

また、滞在するホテルや目的地の最寄りの駅をお気に入り登録しておくと、利用する時に簡単に時刻表を見られたりするので便利です。

先ほどGoogle  Mapで「ロイヤル・ハワイアン・ホテルからホノルル美術館」へのルートを検索した時に出てきた「Kalakaula Ave + Pau St」というバス停を検索してみます。

IDが26だったので、IDでバス停を検索し、その中から自分の乗りたいバスの路線(この場合だとルート2)をタップすると、時刻表が出てきます。

また、最新到着案内をタップすると、現在バスがどれくらい近くまで来ているか、あと何分で到着するか表示してくれます。

ハワイではこの2つのツールを併用して、無事バスとスカイラインを乗り継ぐことができました。

料金

バスの料金は、大人3ドル、子供(6−17歳)はその半額1.5ドルで乗車できます。

65歳以上はシニア料金で1.25ドルで乗車できるようですが、その料金で乗るためにはシニア用のHOLOカードの提示が必要です。

ハワイの交通系ICカード:HOLOカード

バスは現金の他、HOLOカードという交通系ICカードも利用できます。

HOLOカードを利用した場合は、2.5時間以内であれば3ドルで乗り換え・再乗車することができます。

また、1日の上限が7.5ドルに設定されているので、3回以上乗る場合はそれ以上請求されません。1日乗り放題7.5ドルということになります。

私はバスとスカイライン高速鉄道)の乗り換えをしたり、1日に何度も公共交通機関を利用したので、このHOLOカードでお得に乗車することができました。

子供用、シニア用のHOLOカードはそれぞれ割引料金が設定されていますが、HOLOカードの作成にハードルがあります。

 

▼HOLOカードについてはこちらの記事に詳しくまとめていますのでご覧ください。

tabitohibi.hateblo.jp

注意事項

タクシー代もレンタカーの料金も高騰している今、オアフ島をお安く移動できて便利なバスですが、いくつか注意しなければならないことがあります。

まず、日本のバスも同じですが、時刻表通りに来ないことが多々あります。

遅延だけでなく、早く行ってしまうこともあるので気をつけましょう。

朝の時間帯は数十分待たされるということもありましたので、時間に余裕を持って移動することをお勧めします。

また、交通事故による渋滞に巻き込まれたこともありました。こんな場合も時間に余裕を持っていると焦らないので、バスを利用する時はあまり予定を詰め込まない方が良いかもしれません。

 

バスのルートによっては危険な地域もあるようです。

例えばオアフ島の西側には、アウラニ・ディズニー・リゾートなどがあるコオリナ地区がありますが、それより北側は少し危険なエリアになるのでバスはお勧めしないと現地の方に言われました。

また、どのルートの場合でも、バスは明るい時間帯のみ利用することをお勧めするとも提言されました。

 

それから、バスにはスーツケースは持ち込めないようです。

自転車はバスの前方(フロント前)に設置してもらえるようですが、車内に大きな荷物は乗せられません。

ですので、旅行者が空港からホテルまでバスで移動というのは難しそうです。

乗り方

ハワイのバス停

バスが見えてきたら「乗ります!」という意思表示をします(笑)。

乗車は前方のドアから。

現金の場合は運転手さんの横の運賃箱に入れます(紙幣とコインは別)。

お釣りをもらったり両替したりすることはできないので、事前に必要な料金を用意しておきましょう。2人分まとめて払うなどは問題ないようです。

HOLOカードの場合は乗車してすぐ右手にカードリーダーがありますので、そこにかざすとOKです。降車時はタップする必要はありません。

前方の椅子は優先座席のようなので空いていても座らないようにしていました。

また、スカイライン同様、バス車内も飲食禁止ですので注意しましょう。

降り方

目的地のバス停のアナウンスや表示が出たら、窓のところにある紐を引くと「Stop Requested」というアナウンスが流れ、前方の電光掲示板にもそのように表示されます。

赤いSTOPボタンもありましたが、押しても反応しませんでした(故障?)。

バス停に着いたら、前のドアか、中央のドアから降車します。

中央のドアは、降りる人が自分で開きます。

ドアの上部のグリーンのランプが付いていたら、ドアの真ん中の黄色い部分に手をかざすと開けられます。

ランプが付いてない場合はドアが開かないため、その場合は運転手さんに「Back Door, Please」と声をかけましょう。

バス乗車体験

「日本のバスのように、バス停に人が立っていたら必ず停まってくれるとは限らない」とか、「バスの中の案内は不親切なので降車するタイミングが難しい」など聞いていてドキドキでしたが、私が利用したバスの運転手さんや社内のアナウンスは親切で、特に不安なバス停については「〇〇についたら教えてください」と乗る時に声をかけていたら到着した際に手を挙げて教えてくれる運転手さんもいて、乗車と降車に関しては特に問題はありませんでした。

バスがかなり早く来たり、ものすごく遅く到着することもありましたが、前述のバスアプリがあったので状況を把握することが出来、助かりました。

バス車内はルートや時間帯によって混雑具合は様々でした。

車内が寒すぎたりすることもなく、快適に乗ることができました。

 

一度、乗客の一人が「トイレに行きたいからここで降ろしてくれ」と言い出してちょっとザワっとしたことがありました。運転手さんは「前のバス停で降りなさいよ」的なことを言って渋々ドアを開けてあげていましたが、ほんとその通りだと思いました。

おじさんは降りてすぐに立ちションをしていましたので、仕方なかったかな、、とも思いましたが。。

 

バスを乗りこなすことができるようになると、気軽にいろんなところへ行けそうなので、また次回ハワイを訪れる際は利用したいと思います。

スカイライン

待望の高速鉄道が2023年6月にやっと一部開通しました。

ダニエル・K・イノウエ空港を挟んでオアフ島の西側と東側を繋いでくれる便利な足になってくれるのではないかと期待が高まります。

スカイラインについては、別の記事で乗車体験(料金、乗り方、注意事項など)を詳しくまとめていますのでこちらをご覧ください。

tabitohibi.hateblo.jp

バスとスカイライン乗り継ぎ

今回私はバスからスカイラインに乗り換え目的地に行く(そして復路も乗り継ぎ)、という行程で移動してみました。

上記で紹介したGoogle Mapバスアプリを利用して、遅延や渋滞に見舞われながらも無事目的地へ辿り着くことができました。

 

バスとスカイラインの乗り換えについては、The BUSのサイトにもまとめられています。バス停の位置などかなり細かく書かれていますので参考にすると良いと思います。

まとめ

ハワイ旅行で初めて公共交通機関を利用しましたが、スムーズに乗車することができました。

特にスカイラインは出来たばかりでとても快適に乗ることができました。

ただ、西の方のエリア(カポレイ地区など)はスカイラインの駅付近には本当に何も無いので、観光客は利用する機会はまだ殆ど無さそうかな?という印象でしたが、今後駅も増設され利用客が増えると、施設やシャトルなどのアクセス方法も増えるかもしれませんし、そうなると利便性はかなり上がると思います。

コロナ前と比較して、タクシーやシャトル、レンタカーの料金が軒並み高騰しているので、リーズナブルなバスやスカイラインを利用するのも旅の幅が広がっていいなと思いました。移動の費用を安く抑えて、食事をゴージャスにする!なんていうのも良いかもしれません。

実際私も滞在ホテルから目的地まで、タクシーなら80ドル程度かかるところ、バスとスカイラインの乗り継ぎと徒歩で、たった3ドルで移動することが出来ました。

今後、ディズニー・アウラニやフォーシズンズ、マリオットなどのホテルが並ぶリゾートエリアであるコオリナ地区に滞在したり、ワイキキからコオリナ地区を訪れる場合にももっと簡単に利用できるようになると観光客にとってはありがたいなと思います。

今後のアクセス向上に期待です!

公共交通機関、気になっている方は是非簡単なルートからトライしてみてください。

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