日本との時差は1時間。東京からの飛行時間6-7時間。
短い休みでも訪れやすく、非日常を感じられるのがシンガポール旅行の醍醐味です。
今回は、島全体が観光スポット!とも言える セントーサ島(Sentosa Island)で遊んだ体験をまとめたいと思います。
セントーサ島とは?
セントーサ島(セントーサとう)は、シンガポール島の南にある島。レジャー施設が多数開発されており、シンガポールにおける重要な観光スポットとなっている。島の北側は遊園地や水族館が並び、島の南側はビーチが続いている。(wikipediaより)
セントーサ島は、シンガポールの南に位置する小さな島で、島全体がエンターテイメント仕様となっています。
ビーチにプールにゴルフにカジノ。
USS(ユニバーサルスタジオシンガポール)、キッザニア(現在休止中、2024年復活?)、水族館、巨大プール、自然を満喫できるアクティビティなど、大人も子供も一日中遊び倒すことができます。
シンガポール最大級のショッピングモールもあり、買い物欲・食欲も満たしてくれます。
島と言ってもシンガポール中心部からのアクセスも簡単ですし、離島・孤島ではありません。
ざっくりとセントーサ島=「エンターテインメント島」と捉えてもらって間違いないかと思います。
シンガポール旅行の行程で 1-2日だけセントーサ島を訪れる、という旅行パターンも多いかと思います。私はこの旅では、がっつり3泊セントーサ島に泊まり、島を遊び尽くしてきました!
セントーサへのアクセス
セントーサ島への入島方法や料金はいくつかの選択肢があります。
セントーサ・エクスプレス
セントーサ島への一番便利な方法は、セントーサ・エクスプレス(Sentosa Express)を利用することです。ヴィヴォシティ(VivoCity)というショッピングモール(ここ、めちゃ便利です!)とセントーサ島を結ぶモノレールで、VivoCityの3階にあるセントーサ・エクスプレス駅から乗車します。
片道の料金は約4SGドル(シンガポールドル)で、3歳以下の子供は無料です。
セントーサ・ボードウォーク
モノレールに乗らずセントーサ・ボードウォーク(Sentosa Boardwalk)を歩いて入島することもできます。VivoCityから出発し、セントーサ島まで約15分程度の散策となります。セントーサ・ボードウォークの入場料は約1SGドルです。
ケーブルカー
シンガポール本島(フェーバー島)のハーバーフロントとセントーサ島を結ぶケーブルカーもあります。絶景を楽しみながらセントーサ島へ入島できるので、観光にもおすすめです。片道の料金は約35SGドル、4-12歳は25SGドルです。
ケーブルカー往復乗車券 Eチケット
タクシー
シンガポール中心部からセントーサ島まではタクシーで20分〜30分程かかります。
出発の場所にもよりますが、料金はだいたい15SGドルから25SGドルとなることが多いですが、混雑具合によって異なる場合があります。
入島料が別途必要になることがあるかもしれません(日時によって変動、2SGドル〜)。
私も、シンガポールの中心部のホテルからセントーサ島へタクシーを利用したことがありますが、楽だし安いし印象は良かったです。
※セントーサ島の入島料金は、訪れる方法や入場する場所によって異なります。また、各料金やスケジュールは変動する可能性がありますので、実際に訪問される前に最新情報を確認することをおすすめします。
リゾートワールドセントーサ
セントーサ島を訪れる人の多くが立ち寄るであろう場所が ”リゾート・ワールド・セントーサ”(RWS)です。
リゾート・ワールド・セントーサは、水族館、ユニバーサル・スタジオ、ホテル、レストランなどを備えた、シンガポール セントーサ島に位置する統合型リゾートです。(resortworldsentosa.jpより)
ややこしいのですが、セントーサ島=RWSというわけではなく、セントーサ島の中に、このRWSゾーンがあります。
RWSは、セントーサ島内の一番大きなスポットと言えるでしょう。
東京ドーム約10個分の広大な敷地の中にユニバーサル・スタジオ、海洋水族館、水のテーマパーク、ホテル、カジノ、6500名収容のボールルームを備えたコンベンションセンター、多種多様のレストラン等すべてが1ヵ所に集約された超大型リゾート施設です。(resortworldsentosa.jpより)
1日で全て体験することは難しそうだな・・・と想像していただけるかと思います。
ユニバーサルスタジオシンガポール(USS)
USS概要
RWSの目玉テーマパークのひとつが、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール。
様々な雑多なキャラたちが共存する日本のユニバーサルスタジオとはちょっと趣が異なるかもしれませんが、こじんまりとしたテーマパークで好感が持てます。
(でもなぜかキティちゃんのショップがありました。)
ニューヨーク(New York)・ハリウッド(Hollywood)・遠い遠い国(Far Far Away)・ロストワールド(The Lost World)・古代エジプト(Ancient Egypt)・サイファイシティ(Sci-Fi City)という6つのエリアに分かれています。
(私が訪れたパンデミック前には「マダガスカル」エリアもありましたが、2022年にクローズしています。好きだったので悲しい。)
敷地面積はUSJの半分くらいなので、半日くらいあればお目当ての場所は回れるのではないかと思います。
営業時間
オープンは10時とか11時、クローズは17時とか18時くらいで空いている時間はUSJほど長くありません。
シーズンによって営業時間が変わりますので、USSのサイトから実際に行かれる日時で確認することをおすすめします。
チケット
USJと同じように、1日パス(61SGドル)の他に、エクスプレスパスや、キャラグリもできるVIPツアーのようなスペシャル・チケットもあります。13歳以上が大人料金となります。
楽天トラベルでもEチケットが購入できます。事前購入しておくと当日スムーズに入場できます。
混雑状況・待ち時間
オープンの時間が遅めなので、開場してすぐ入場することをおすすめします。
基本的にUSJのように狂った待ち時間はありません。ちょっとしたショーなどは少し早めに行って待機するだけで最前列で見られることもありますし、キャラクターもちょろちょろ歩いていて簡単にツーショット写真が撮れます。
「このアトラクション面白かったしもう一度乗ろう」というのが簡単に叶うエリアもあって、ちょっと嬉しいです。
他国の長期休みのシーズンなどに被ると待ち時間が長くなることもありますが、人気アトラクションでも日本のような数時間という待ち時間が発生することはないのではないかと思います。
幼稚園児の頃に訪れた際は、マダガスカルのキャラクターを見てきゃっきゃしてた我が子も、小学生になるとジュラシックパークや、なぜかシュレックゾーンが印象的だったようです(建物など確かに興味深いです)。
想像通り暑いので、個人的には涼しい室内での3Dショーなどがお勧めです。
USS Eチケット<1日入場券>
マリンライフ・パーク(水族館・プール)
RWSの北西に位置する海をテーマにしたパークです。
地上の巨大プール「アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク」と、地下の水族館「シー・アクアリウム」の2つの施設に分かれています。
どちらもとにかく壮大・広大です。
満喫するためには少なくとも各施設それぞれ半日は見ておいた方が良いでしょう。
そして、どちらも結構疲れますので、この2つを同日に・・・というのはちょっとお勧めしません。私も別日にそれぞれメインイベントとしてスケジュールしました。
シー・アクアリウム
シー・アクアリウムはとても涼しいので、セントーサ島の屋外アクティビティを満喫した後にクールダウンの意味を兼ねて訪れるのもオススメです。
涼しい館内には魚を見ながら食事が楽しめるレストランがあったり、ワークショップなどもしていて、暑い屋外から避難して一息つくのにも最適です。
まるで海が屋内に再現されたかのような水族館はその魚の種類と数に比例してとにかく広くので、「ちょっと寄っていくか」くらいの気持ちで訪れると途中から足が棒になり、思考停止してきます。笑
メインイベントの心持ちで、心身ともに余裕のある状態で行かれるととても楽しめると思います!
▼ドルフィンアイランド・セットチケット
ウォーターパーク or シーアクアリウム
アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク
アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークは、水遊びが好きな方なら大人子供問わず1日中楽しめます。あっついシンガポールに最適の施設だと思います。
お子様ゾーンもありますし、シュノーケリングできる海水プールやスリリングなスライダーもいくつかあります。
▼ アドベンチャーコーブウォーターパーク
1日パス・チケット
▼アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークについては個別にまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。
セントーサ島のアクティビティ
セントーサ島のエンターテインメントは当然RWS(USS、シーアクアリウム、ウォーターパーク)だけではありません。
スカイライン・リュージュ
今回子供(小学生男児)がとても喜んだのがリュージュです。
スカイライド(ロープウェイ)で山を登り、帰りはリュージュで坂道を滑走します。
もしくは逆ルート。
子供も条件をクリアすれば一人でも運転することが出来ますし、家族でシェアできる料金プランもあり、大人も子供も楽しめます。
2回乗りましたが、我が子はまだ物足りない様子でした。疾走感がクセになります。
有効期限内いつでも使用可
ゴーグリーンセグウェイ
時間がなくて今回は体験できませんでしたが、セグウェイに乗って移動する観光ツアーがあります。
身長制限はありますが、子供も一人で乗れる体験乗車もあるようですので、セントーサ島でセグウェイデビューを飾るのも楽しそうです!
メガアドベンチャーパーク
アスレチック系アクテビティが楽しめるのがメガアドベンチャーパークです。
時速60kmでジャングルの上をおよそ450mメガジップで滑走します。
年齢は3歳から75歳。身長と体重の制限があります。
▼メガ・アドベンチャーパーク Eチケット
【当日予約可能】
他にも、ミニバンジージャンプや子供も楽しめる特製トランポリン、ロッククライミングなどもありますので、アウトドア派の方は間違いなく楽しめるでしょう。
他にも、【マダムタッソー】や【4Dアドベンチャー・ランド】などのエンターテイメント施設や、【アイフライ・シンガポール】でスカイダイビングを体験したり、サンセットクルーズを楽しんだりと、インドア・アウトドアにかかわらずいくつものアクティ日ティが用意されています。
現在閉館中のキッザニア・シンガポールも2024年に復活するという話も出ていますので、色々やりたいことがある!という方は、セントーサ島に行く前にチェックしておいて効率的に回ることをオススメします。
ナイトショー
ウィングスオブタイム(wings of time)
シロソビーチで日が暮れた後に見られる、水とレーザーを使ったショーです。
ちょっとしたストーリー仕立てになっていて、英語ですが言葉が理解できなくても子供でも楽しめます。
ラストでは花火が打ち上げられます。
太陽も沈んだビーチで、海からの風を感じながら見る壮大なショーは見ものです!
チケットはネットでも現地でも購入できます。1日2ステージ。座席は先着順。
夜のスケジュールが分からない、という場合や子供連れで当日まで様子が読めない、という場合は、当日購入可能なオンラインチケットが便利です。
Eメールが届き、事前に指定の場所でバウチャーを見せて当日のチケットと交換、というパターンもありますので、注意事項を良く読んで賢く利用しましょう。
▼ウィングス・オブ・タイム Eチケット
【当日予約可能】
レイクオブドリームス
WRS内で無料で見られるナイトショーがあります。
「レイクオブドリームス」は、水と光、炎を使ったナイトショーですが、23時からという結構遅い時間帯なので、ちょっとお疲れ・おやすみモードになる頃ですが、ちょうどの時間に通りかかったら是非覗いてみてください。
以前は巨大なクレーンを使った「クレーンダンス」という無料のショーもあり、こちらはクレーンの動きが素晴らしく結構見応えがあったのですが、現在は無くなっているようで残念です。
おまけ
セントーサ・マーライオン
こちらはかつてセントーサ島に君臨していた37mもある巨大なマーライオンです。
この巨大なマーライオン像の中では、シンガポールとマーライオンの歴史を学んだり、マーライオンの口から島のパノラマビューを楽しむことが出来ました。
セントーサ島の再開発のために2019年の暮れに解体されました。
シンガポールにはこの他に6体(!)のマーライオン像があるそうですが、中に入れるのはこの像だけだったので少し残念な気がします。
ですので、記念と思い出として記事に残しておきたいと思います。
ビボ・シティ(ショッピング)
セントーサ島の玄関口になっている大型ショッピングモールです。
雑に分かりやすく言うと、セントーサのイオンです。笑
セントーサ島に入る時、出る時に必ず通る場所です。
セントーサ・エクスプレスの始発駅にもなっています。
ビボマートという大きなスーパーもありますし、デパートやドラッグストア、レストランなど、ほぼなんでも揃っています。
屋上には子供が遊べるスペースもありますし、朝はほぼガラガラで貸切でした(※パンデミック前に利用しました)。
トイザらスも大きく、かなりの時間滞在することができます。
小さいながらLEGOショップもありますし、シンガポールに行ったならチェックしておきたいチャールズ&キース (CHARLES & KEITH)のショップも入っています。
私たちが宿泊した「シャングリラ・ラサ・セントーサ・リゾート&スパ」からはビボシティへシャトルバスが出ていてアクセスがとても便利だったこともあり、セントーサ島滞在中は買い物に、食事にと、何度も利用しました。
セントーサ島での食事
前述のビボシティにはいくつもレストランがあります。カフェのような簡単なものから、日本食まで色々揃っています。
日本でも銀座などに店舗があるようですが、8色のカラフル小籠包が食べられるシンガポール発の「パラダイスダイナシティ」も入っています。
私たちが訪れた時は、ちょうど春節の時期だったため、春節にいただく縁起物(?)もオーダーしました。
なかなか現地ならではの食体験ができました。
島内では、どの場所でもファストフードやカフェなどフードコートやレストランが数多く並んでいますし、食べるものがない、と焦ることはないでしょう。
むしろ「何を食べよう?」と迷うことの方が考えられるかもしれません。
まとめ
今回のシンガポール旅行では、セントーサ島に3泊し、3泊5日(日中使える4日)のうち1日をシンガポール中心部で過ごし、それ以外はセントーサ島で遊びました。
前回のシンガポール旅行で訪れた場所は行かなかったのですが、それでも3日ではまだ足りないな・・・という印象でした。
セントーサ島は、ホテルもリゾート仕様なので「ホテルも満喫したい!」となると短期滞在だとかなり欲張ったスケジュールになってしまいます。
小さなお子様が一緒の場合は、夜の時間を有効活用することが難しくなりますので、大人だけの旅の場合ともまた少し様子が変わってくるかもしれません。
セントーサ島はエンターテインメント島ということもあり、観光客も多く、平和でハッピーな雰囲気です。
が、今回は、シンガポール中心部で過ごした前回と比較して、現地で働く人たちの怠慢さが結構垣間見えた旅でした。
お店も開店時間にオープンしてないところが多く、サービスの質は良くないけどサービス料はきっちり取られる、、という少しがっかりな体験もありました。
シンガポールの階級と、日本のサービスの質の高さを肌で感じた旅でもありました。
いずれにしても、シンガポールはとても刺激的で勢いとパワーを感じる素敵な国です。
(そして物価も高い・・・!)
訪れる度に、新たにガンガン開発が進んでいる地区が見られ、日本にはないエネルギーを感じます。
大人も子供もファミリーもカップルも色々な楽しみ方ができるシンガポール、ぜひ思い切り楽しんできてください!
※この記事は2019年にシンガポールを旅行した際の体験を軸に構成しています。実際に行かれる場合は、各施設の公式サイト等で最新情報をご確認ください。
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